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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2「幻想曲風ソナタ」(月光)

1楽章 00:04
2楽章 06:15
3楽章 08:30 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 通称「月光」です。ベートーヴェン自身は作品27-1とともに「幻想曲風ソナタ」と書き記しています。30歳の作品です。耳が聞こえなくなってきたことで、絶望感や焦りを感じます。1楽章は可能な限り繊細に弾きペダルを踏み続けるよう指示があります。メロディもおぼろげな、和音で進行していく音楽が斬新だと思います。バスの下降はゴルゴダの丘をキリストが十字架を背負って歩く音形ともとれるような重い足取りで、悲痛な雰囲気を幻想的に浮かび上がらせます。2楽章はメヌエットのようなリズムで控えめでやさしい愛を感じます。3楽章は1楽章の音形を速くしたパッセージを第1テーマにしたソナタ形式になっていて、まさにロックな曲です。人々を魅了し続けるだけある名曲ですね。作曲から200年以上たった現代でも斬新に聞こえてくると思います。発想がすごいです。


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