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エルガー 愛のあいさつ Op 12 ピアノ版

ダウランドのような吟遊詩人の時代には、歌を中心に華やかだったイギリスの音楽。
しかしその後、バロック期の大作曲家、パーセルの登場を最後に、イギリスではしばらく楽聖の存在しない時代が続きました。

古典派やロマン派の時代を見渡しても、これといった作曲家はいません。
ビートルズを輩出した国としては、少し不思議な気がしないでもありません。

そうした最中、19世紀後半のイギリスに、ようやく大作曲家が登場します。
国家のために作った数々の名曲と、その功績からサーの位を受け、 国王の恩恵と世の賞賛を一身に受けたエドワード・エルガーです。

エルガーは1957年6月2日、イングランドのブロードヒースに生まれました。
オルガン奏者の父の手ほどきで、早くからオルガン演奏を始め、
1887年にポリッツァノにヴァイオリンを学び、それを活かして
ヴァイオリン教師として生計を立てながら、ほぼ独学で作曲や指揮法を学びました。

父の死後は聖ジョージ教会堂のオルガン奏者を引き継ぎ、
アマチュアの指揮者などをしながら、地道な音楽活動を続けていました。
1889年に結婚したキャロライン・アリス・ロバーツは、この時代にエルガーのピアノの生徒だった女性です。

1888年に作曲されたエルガー初期の作品「愛のあいさつ」は、
結婚前の彼からキャロラインへの、音楽の贈り物でした。
ヴァイオリンで奏でられる優美な旋律は人気が高く、ピアノ曲としても大変親しまれています。

エルガーはこの後、1899年に「エニグマ変奏曲」で話題を集め、
リヒャルト・シュトラウスからも賞賛を受けるなど、その名声はヨーロッパ中へと広まっていきました。


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