ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2 『幻想曲風ソナタ』(”Sonata quasi una Fantasia”)
第1楽章:嬰ハ短調 Adagio sostenuto
第2楽章:変ニ長調 Allegretto
第3楽章:嬰ハ短調 Presto agitato
ヴィルヘルム・バックハウス 1958年録音
形式は、三部形式(緩徐楽章のソナタ形式をベースにした)形でシンプルです。
そしてただ音を鳴らすだけなら、簡単です。
しかし意外と表現がさまにならないんです・・・。
この曲の難しさは、意外にもポリフォニーにあります。
・ソプラノの旋律(←良く響かせたい)
・内声の三連符(←出すぎないように)
・左手のバスのオクターブ(←表現のカギを握る)
・そしてペダリングでの和声コントロール(←踏みかえタイミングは?)
と弦楽四重奏のように、両手の中から多くの表現を引き出せる音色づくりができることが大切になってきます。
個人的には真ん中ペダル(sustenuto pedal)を使うのもありかなと思っています。右ペダルだけをただ踏みっぱなしだと響きすぎるのが、真ん中ペダルで最低音近くの音を拾ってから右ペダルを踏むと、程よく「オープンペダル」機能を引き出せるので・・・。
↑特に真ん中のカデンツァ部分、ですね。
※訂正
5:08~の字幕は「遠ざかった」の間違いです。テーマがより遠くから響いているような感覚を、特にホールでは、出すことが出来ます。すこし「テーマだけ」を、他のパートよりも遅らせて歌えるとなお・・・




