シューマン(1810-1856)の有名(すぎるw)な『トロイメライ』を、個人蔵のシュトライヒャー1843年製オリジナルフォルテピアノで弾かせていただけました!
この楽器は1843年製、すなはち、シューマンが生きていた頃に製作された楽器です。それだけでシューマンを弾くのに最適・・・と言えるほどコトは単純ではございまんが、少なくとも楽器を製作した人物と作曲家との「心のあり方」が現代人のそれよりもはるかに共通点が多いのは明白でしょう。このような楽器で妄想wをたくましくして演奏できるのは、それなりに意義あることと思います。
シューマンはロマン派時代の芸術家のご多分に漏れずにファンタジーの世界の住人でしたが、シューマンのファンタジーの方向はおよそ常軌を逸していたのではないかなぁ・・・と思えるほどです。
シューマンの音楽はどの楽器のための音楽でも妙〜に弾きづらい箇所が存在し、このことは、シューマンにとっては楽器の性能や性格よりも自身の頭の中に描かれたファンタジーの方がはるかに大切であったからではないか・・・と思えてなりません。このような音楽を演奏するときには、楽譜を「正しく読む」のは置いといても楽器の周辺で起こる不可思議な現象(まぁオカルトですナw)をとにかく感じ取りたい! という姿勢が不可欠でしょう。
ともすれば、現代人はオカルトを排除して明快な方向になりがちですが、そのような姿勢では昔の人々の妄想の世界wの入り口の扉を叩くことすら不可能。現実世界はとにかく不思議なことに満ち満ちており、それをとにかく<不思議で魅力的な姿>として大まかに感じ取ろうという姿勢、これこそがファンタジーの世界に遊ぶ姿勢でありま〜す (`・ω・´)シャキーン
この楽器を弾いたサンプル動画も同時にどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=VtFgy…
古典鍵盤楽器奏者/筒井一貴 つれづれ草紙:http://bergheil.air-nifty.com/blog/
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